キム次長（ミニョンの部下であり先輩）

ミヒ（ジュンサンの母）

チヨン（サンヒョクの母）

ユジンの母

チェリン・ジンスク・ヨングク（ユジンの同級生）

１６話あらすじ

高校時代の記憶をほぼ取り戻したジュンサン。しかし、まだ思い出せない記憶に、不吉な予感を感じていた。明日が自分の誕生日であることを思い出したジュンサンは、１０年分のお祝いをしようと大量に材料を買い込む。お祝いには、キム次長だけがくることになっていたが、ユジンがチンスクを誘うと、ジュンサンとユジンを祝福しに中間達が集る。その頃ミヒは、ユジンの父が自分の高校時代の同級生ヒョンスであることを知り、ジヌも、ジュンサンとミニョンが同一人物で、その母がミヒであることをサンヒョクから聞く。

「（冷たく）私の気が変わらないうちに、早く行きなさいよ」

気が抜けたようになり、じっと佇むチェリンの表情は沈んでいた。

ジュンサンの家。ごちそうやワインやケーキがにぎやかに並べられた食卓で、ユジンとジュンサンが満足そうにそれを眺めていた。

「ユジン、幸せなんだろ？」

ジュンサンがコーヒをカップに注いでいるが、すぐには持っていかず、じっと居間の気配をうかがっていた。

ジュンサンのマンションの前。ジュンサンとサンヒョクが並んでマンションの入口から出てくる。階段をおりると立ち止まり、向かい合った。

「おもしろい縁だと思わないか？僕と君みたいに。・・・・じゃあ」

しばらくしてヨングクとジンスクが玄関から入ってきた。ユジンは意外な客が来てくれたことに、うれしくて胸が熱くなった。ヨングクは、照れくさそうにジュンサンに手を差し出した。ジュンサンはうれしそうにその手を力強く握った。

続いてジョンアにキム次長、スンニョンがプレゼントの包みを持って騒々しくジュンサンの家へ入ってきた。ろうそくを吹き消すジュンサン。一同、楽しそうに乾杯した。

宴が終わり客たちがぞろぞろと出てきて、わいわい散っていき。ジュンサンとユジンがその場に２人きりで残った。

「友情を取り戻せなかった人。（何とか明るく）チェリンに会いにいってみて。あなたの体の具合はどうか。誕生日はどう過ごしたのか。きっと気にしてると思うわ」

チェリンのブティックの前。ジュンサンの車が止まった。ジュンサンが中へ入っていくと、うす暗い部屋の机の前にチェリンが一人でぼんやりと座っている姿が見えた。

ジュンサンの家の中。白い器に入ったおかゆ。ジュンサンとユジンが食卓に向かい合って座っている。

「でもよく考えたら、それじゃだめなんだ。そうしたら君に会えなかったから。僕がどうしてチュンチョン（春川）に行ったのかはわからないけど、とにかく君に会えた」

「そうだったのか。父さんのことが知りたかったのか。父さん・・・父さん・・・。なじみのない言葉だよ」

サンヒョクの部屋。サンヒョクが考えに沈んで座っていると、ノックの音が聞えた。

「僕達みんな、彼は交通事故で死んだと思ってたんだけど・・・記憶をなくしていたんだ。ジュンサンとユジンは・・・・」

「そうだ、ジュンサンのお母さんがカン・ミヒさんだってことは知ってたよね？」

「何日か前にジュンサンとも話したんだけど、とても不思議な縁だと思う。（ジヌの表情に気づいて）父さん。どこか具合でも悪いの？」